2018.11.2
信念
最近、どういう観点でお仕事の依頼を受けているか聞かれることが多いので、お話ししようかなと思います
私が見るポイントはきちんと写真活動をしているかどうか、です
ご依頼のDMやメールをいただいたら、まずその方の活動歴を確認します
撮ったお写真はもちろんの事、TwitterやInstagram、HPを拝見してその方が参加した写真展、撮影会、ワークショップ等を見ます
そこできちんと活動をしていると判断できれば、お受けしています
よく、写真が上手いなと思った人からだけ受けているんじゃないの?と言われることがあるのですが…私にとって写真の上手い下手は判断基準ではありません
そもそも、依頼をしてくださる方がモデルに依頼する時に求めることは様々です
ポートレートを撮る事が趣味、ポートレートの技術を高めたい、作品を展示することが目標、佐倉を気に入って写真を撮りたいと思ってくださった…etc
一方、被写体が求めることは、”撮ってくれたその方に満足していただけること”だと思います
よく、カメラマンが撮った写真をSNSに掲載する前にチェックのために送るよう指示するモデルさんがいますが、あれはよくわかりません
撮っていただいたデータをSNSに掲載するのはおおいに結構ですし私自身もやります
もちろん、半目やあまりにもブレブレのものは論点から外すとして、いわゆる盛れていない写真を除かせるのはどうなのでしょうか?
モデルの思う”いい”とカメラマンが思う”いい”が違うのはよく知られている事でもあります
モデルさんに気に入ってもらえる写真を撮るのが目標とおっしゃる優しいカメラマンの方がいますが、自分が納得した写真を片っ端からNGにされたら、何のためにお金を払っているのかわからなくなるんじゃないでしょうか
少なくとも、私がカメラマンだったらそう思います
ですので、私は掲載前チェックは行いません
ご自身がいいなと思った写真をお好きに使っていただいてます(肖像権に関する規約はありますが)
カメラマンさんが私を撮って満足していただける事が私の目標です
ギャラと満足を等価交換(満足が上回るとよりよいですが)と表せば、ポートレート業界だけでなく経済全体に共通して言えることですよね
写真技術の良し悪しでご依頼を受けるかどうか判断しない理由はここにあります
「掲載されて嫌な写真になるようなパフォーマンスはしない」
お金をいただき仕事をさせていただいている以上、私はこの信念を貫き続けたいと思っています
これはずっと前からなのかもしれないですが、ポートレートにおいてモデル、カメラマンのどちらかが優位に立っている関係が増えている気がします
撮る撮られるの利害が一致しているのに、上下関係が出来るなんてそんなの悲しいなあと、常々思います
また、最近は作風があまり私の好みではなかったとしても、ご依頼を受けるようにしています
撮っていただいたら、また違って見えるかもしれないじゃないですか
私を撮っても他のモデルさんを撮ったのと同じようになるかどうかは、実際に撮っていただかないとわかりません
なので、きちんと活動している方なら食わず嫌いせず、まずはご依頼を受けてみよう!というスタンスでいます
よく「僕なんかの技術レベルでいいですか?」とおっしゃる方がいます
私はそんな大それたモデルではありません
とは言っても、被写体活動をして4年目であり、ギャラをいただき、いくつかの展示や写真集に使っていただいている以上、この業界では半ばアマチュアではないと思っています(サロンモデルにプロがいないのと同じような)
ですので、1・2枚しか撮らないような適当な撮影にはお応えできませんが、私に少しでも興味を持ってくださったのなら、どうぞお気軽にご依頼ください
あなたの満足のいく素敵な写真になるよう、お手伝いをさせていただければ嬉しいです
…なんて真面目に書いてみました!
最後まで読んでくださりありがとうございました(^^)
Sakura Ayami Official Page
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